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菜園づくりのコツ

野菜づくりはまず土作り

土づくりがよければ半分以上は成功

肥料や水は十分に与えているのにうまく野菜がつくれない。といった悩みはありませんか。
もちろん、その原因はさまざまですが、土が問題であることが多いです。
最近は土を用いない野菜づくりも普及していますが、野菜作りの基本は土づくりです。
野菜作りに適した土とは、水はけや保水がよく、よくこなれた肥料分を適度に含んだやわらかい土で弱酸性から中性のところです。
農家の畑の土は黒々としており、踏んでみるとふんわりしています。このような土が野菜作りに一番適した土なのです。

まず土壌を改良してから野菜作りを

雨の多い日本の土は、ほとんどが酸性土壌となっています。
酸性土壌を好むオオバコやスギナなどが生えているところでは酸性土壌に弱い野菜(ホウレンソウ、エンドウ)はうまく育ちません。
野菜を作る前には、あらかじめ苦土石灰などを施して土壌を中和させる必要があります。また、この時、土性をよくするため、たい肥などの有機物を十分施しておくことも大切な作業です。

よく耕して有機物をすき込んでおく

土の状態を表すとき、「団粒構造」とか「単粒構造」などと言う言葉がよく使われます。
よい土とは団粒構造の状態のもので、土のすき間が多くあり、水分や肥料分空気などが保たれています。
土にすき間をつくる方法としては耕すことですが、団粒構造を長く保たせるために、たい肥や腐葉土を土の中に十分すき込んでおきます。土づくりは一夜にして出来るものではありません。
土を黒々とした野菜向きの土にするには、繰り返し手入れをして、毎年徐々に改良していく努力が必要なのです。こうすれば、確実に土はよくなるはずですし、野菜作りも必ず上達してきます。

よい野菜づくりは肥料がポイント

順調な生育は正しい施肥から

野菜作りで欠くことができないのが肥料です。野菜は土中に含まれている養分を水分といっしょに根から吸収して生育しており、これらの養分や水分が不足すると野菜は十分に生育できません。
そこで特に土中に不足しがちな、チッソ、リンサン、カリの三要素と呼ばれている肥料を中心に施します。よい野菜作りは、バランスの取れた肥料を施すことがポイントになります。

チッソ
葉肥とも呼ばれ、主に葉や茎を生育させるのに効果的な成分で、特にホウレンソウ、キャベツ、ハクサイなどの葉物類に効果的です。一般的には生育初期から効かせるように施す成分で、不足すると生育が悪くなり、弱々しくなり病気などにもかかりやすくなります。反対に実物野菜に初めから効きすぎるとツルボケとなって実がなりません。

リンサン
実肥とも呼ばれ、実のなる野菜には特に欠かせない肥料で、不足すると根の生育や実のつきが非常に悪くなってしまいます。初期から効かせるように、必ず元肥として施します。野菜の味をよくしたり、充実したものにする効果もあり、また耐寒性を強くするので、越冬する野菜に不足しないように施すことが大切です。

カリ
根肥とも呼ばれ、デンプンやたんぱく質をつくるのに重要で、根の発育をよくし、丈夫な野菜をにする働きがあり、暑さや寒さにも抵抗力が増します。

無機質肥料と有機質肥料との違い

化学的に合成して作られた肥料が無機質肥料で、主に一つの成分を強めた単肥と、複合肥料に分けられます。
有機質肥料に比べて即効性があります。有機質肥料は油かすやたい肥、鶏糞などをさし、肥料の効果は即効性はありませんが、長期にわたって効きます。

施肥のポイント

ひと口に野菜といっても、葉茎を食用にしたり、根や実を食用にするなど、利用する部分はさまざまですし、生育時期によっても肥料の吸収量などが違ってきます。
また、前作がある場合は肥料分がどの程度残っているかによっても肥料の与え方は増減はしてきます。

葉もの野菜
生育期間が短いので、早く効く即効性の肥料が適します。また、葉茎を大きく育てなければならいので、特にチッソ肥料を重点に、元肥主体に施すようにします。

実もの野菜
実をならせるには、特にリンサンが必要で、ついでカリも大切です。次から次へと収穫が続くうえ、生育期間も長いので、元肥にはリンサン肥料と緩効性肥料を施し、肥料切れさせないよう生育途中にチッソとカリを追肥します。生育の前半にチッソが効きすぎるとツルボケといって、茎葉ばかりが繁殖して実なりが悪くなってしまいます。

根もの野菜
一般に生育期間が長く、根の肥大にはカリが必要なので、元肥には緩効性肥料とカリ肥料を重点に施しておきます。生育期間の短いダイコンやカブの場合は、チッソ分も必要で生育途中に速効性のチッソとカリ肥料を追肥してあげます。

元肥

タネ播きや苗の植え付け前に施しておく肥料を元肥といいます。元肥は、発芽後(または苗の活着後)すぐに肥料が吸収できるよう前もって施しておくとともに、追肥では施せない下層の深いところへ施しておくようにします。
通常は苦土石灰を施して酸性土壌を改良したあと、1週間後くらいにたい肥や腐葉土などの有機物を多めに施して、深く耕しておくようにします。
こしておくと、土壌の排水、保水、通気性がよくなり、根が張りやすくなります。
また、この時一緒に化成肥料や緩効性肥料、鶏糞などの肥料を栽培する野菜の性質に応じて施しておきます。
元肥の施し方には、

全面施肥
栽培場所全面に元肥を施して、よく耕し、うねをつくります。

溝施肥
タネや苗を植え付ける真下か、脇に深い溝を掘り、そこに元肥を施して土とよく混 ぜたり、上に土かけてからタネ播きや植え付け作業を行います。

追肥

元肥として施した肥料は、野菜の成長とともに吸収されますし、特にチッソとカリは雨や潅水など によって流れたりして、しだいに効果がなくなってきます。
そこで特に生育期間の長い実物野菜や根物野菜などには、肥料切れさせないように、速効性のチッソとカリを生育途中に何回か追肥してやる必要があります。
施し方は、根が伸びていく先端に与えるのがコツで、通常は速効性の肥料を用います。

野菜成長のメカニズム

種の発芽

種が発芽するときには、「水」「空気(酸素)」「温度」が必要となります。これを発芽の3要素と言います。

①発芽と水
種は乾燥状態で保存されているため、その状態では成長活動を停止して休眠状態になっています。この種が吸水すると発芽に向けての準備を始めます。ニンジンのように種まき後に水分が不足すると発芽がうまくいかないものもありますが、多くの作物の種は水分が多すぎると土の中の空気が少なくなるため、発芽の活動が順調に進んでいきません。種が発芽を始めるために必要な水の量は作物の種類によって異なります。

②発芽と空気
吸水した種は呼吸を始め、発芽のためのエネルギーを作り出しますが、呼吸を行うために多くの空気(酸素)を必要とします。

③発芽と温度
種の発芽には温度(地温)も関係しています。種が最も発芽しやすい温度を発芽適温と言いますが、作物の種類によって異なります。

発芽に係るその他の因子

①光
発芽の3要素には光は入っていませんが、無関係と言うわけでもありません。発芽と光の関係 は作物の種類によって異なります。

・発芽に光の有無が関係しないもの・・・多くの植物
・光あったほうがよく発芽するもの・・・・・ニンジン、ミツバ、シソなど
・光がない方がよく発芽するもの・・・・・・ダイコン、ナス、トマトなど
 
②発芽直後の栄養源
種は発芽後しばらくの間は次の栄養源を使って成長します。

・種の中の胚乳を栄養とする作物・・・トウモロコシ、トマト、ナスなど
・子葉に含まれる栄養を利用する作物・・・ダイコン、キュウリ、枝豆など

胚乳種子1
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